飼ってる人も飼いたい人もペットジャパン

飼い方ABC~にゃんこ編~

季節ごとの健康管理

特に気になる病気「外耳炎」

 猫によくある病気が、外耳炎です。外耳炎とは、耳の穴の入り口から内側にある鼓膜までの外耳道というところに起こる炎症です。
 外耳炎は一般に細菌や酵母菌の感染によって発生します。耳の中が湿っぽくて暖かく、また、油や脂肪を含んでいるため、細菌やカビの発育に理想的な環境となり、起こりやすくなります。

 外耳炎になると耳を引っかいたり、擦りつける、頭を傾ける、あるいは頭をしきりに振るといった症状がみられます。治療しないで、重症になると、耳の中に血がたまる耳血腫や、中耳炎、内耳炎になることもあります。

 家庭の中で、耳の中を見てあげる習慣をつけるようにしましょう。少しおかしいと思ったら、すぐに動物病院につれていくようにしましょう。できれば、定期的に見てもらうことがおすすめです。
 家庭での手入れとしては、耳の奥まできれいにしようとすると、逆に耳の粘膜を傷つけてしまうこともあるので、耳介のまわりの汚れを濡らした脱脂綿などでふき取る程度にしましょう。

夏の健康管理

 夏になると、木陰や車の下など涼しい場所で過ごしている猫をよく見かけます。気持ちよさそうで何も問題はないように思えますが、高温多湿の環境では、直射日光にあたらなくても熱射病になることがあります。また傷んだ食べ物や水の摂取で食中毒になってしまうことも少なくありません。これらの病気で家に帰ってこれなくなる可能性もあるのです。屋外はほかにも、ノミやダニ、猫白血病や猫エイズなど危険がいっぱいです。
 つまり、夏を快適で安全に過ごさせるには、まず「外出させない!」ということが大切。外出慣れした猫にとって、外へ出られないのはつらいことだと思いますが、それよりも病気になることのほうがかわいそう。ストレス解消におもちゃを与えたり、いっしょに遊んであげたりしましょう。

 それでは屋内の環境について説明します。窓を閉め切らず、家の中を自由に動けるようにしておけば、猫は涼しい場所を見つけて上手に過ごします。
 とはいえ、エアコンのついた部屋のほうがより過ごしやすいのは言うまでもありません。エアコンが効いている場所とそうでない場所を自由に行き来できる環境なら最高です。
 また、窓を開けておく場合、"脱走"にくれぐれも注意して。 また猫は一度にたくさん食べないので、この時季は、食べ物や水を何回にも分けて与え、残した分は捨ててください。
 トイレもこまめに替えましょう。 猫は外出さえしなければ、夏はそれほど苦手な季節ではありません。除湿した涼しい部屋と、食事管理で夏を快適に過ごさせてあげましょう。

冬の健康管理

 猫は寒さに強い長毛種(ペルシャ、チンチラ、ヒマラヤン等)と、苦手な短毛種(日本猫、アメリカン・ショートヘアー、アビシニアンなど)がいます。  
 歌に出てくる「コタツで丸くなる」寒がりの猫は、短毛種のほうです。  最近は、猫の寒さ対策には、ペットヒーターやホットカーペットなどがよく使われているようですが、体全体が暖まるという点でやはりコタツがおすすめです。
 寒くなると、猫ウイルス性鼻気管炎、猫カルシウイルス感染症という、人のインフルエンザタイプの猫の病気が流行します。症状も発熱、鼻水、くしゃみ、よだれなど、人と同様で悪化すると、肺炎を起こして死亡することもあります。
 これらの病気はワクチンで予防することができるので、年一回予防接種をしてあげてください。

▲ページの先頭に戻る