プードルがかかりやすい病気として「外耳炎」があります。
「外耳炎」とはいったいどんな病気なのでしょう? 

また予防するには?
そして「外耳炎」になってしまったら? 
 
友愛動物病院院長・けいこ先生に聞きました。
トイ・プードルをこよなく愛する女の子。
病気のことがとっても気になります。
麻布獣医科大学(現麻布大学)卒業。友愛動物病院グループ院長。現在トイ・プードル2匹とスコティッシュ・ホールドとの楽しいペットライフを満喫中。
Q:
「外耳炎」ってどんな病気なのですか?
A:
「外耳炎」はその名前のとおり、耳の病気です。鼓膜と耳の入り口の間、外耳道というところで炎症が起き、激しい痒みや痛みがあったり、耳に悪臭が伴ったりします。
Q:
何が原因で耳に炎症が起きるのですか?
A:
原因のほとんどは耳垢です。耳垢自体が外耳道を刺激したり、耳垢に細菌がついて繁殖したりして炎症を起こします。また、飼い主さんが耳掃除をした際に耳の中を傷つけてしまったり、逆に耳のなかに汚れを押し込んでしまったりして炎症が起こる場合もあります。
Q:
どうしてプードルがかかりやすいのですか?
A:
プードルは耳が垂れていて常にふさがっている状態なので、日本のような湿気が多い気候の地では蒸れて炎症を起こしやすいのです。プードルに限らず、耳が垂れている犬種には定期的な耳のお手入れが必要です。
Q:
外耳炎を放っておくとどうなるのですか?
A:
炎症が中へ中へと進行して、中耳炎や内耳炎になっていきます。
Q:
日常的な予防対策を教えてください。
A:
定期的な耳掃除(目安としては、10日間から2週間に1回程度)をしてあげてください。
ただし、耳を傷つけるおそれもあるので、耳掃除のポイントをしっかり守って行いましょう。

★耳掃除のポイント
1.頭をしっかり固定する
2.耳の中に生えている毛は取り除く
3.綿棒は人間用のものでよいが、細めのものを選ぶ
4.綿棒にお湯かオイルをつけて耳の内側から中まで丁寧に掃除する
5.みえないところは、鼓膜や外耳道を傷つけることがあるので、みえる範囲を掃除する
6.耳掃除をする間隔は、10日間から2週間に1回

また、外耳道に毛がはえていたら、ピンセットなどで抜いてあげましょう。掃除する時には必ず、耳の中に異常がないかチェックするようにしましょう。
Q:
もし外耳炎にかかってしまったら?
A:
耳だれや臭いが特にしない場合は、清潔な綿棒で耳の中をきれいに掃除してあげましょう。
耳だれがあったり、臭いがある場合は、細菌感染が考えられるので、抗生物質による治療が必要です。早めに動物病院で診察を受けるようにしましょう。