トイ・プードル(Toy Poodle)
〜フランスの貴族たちに愛された動くぬいぐるみ〜


ぬいぐるみのような愛らしい容姿で人々を魅了するトイ・プードル。
現在では愛玩犬の代表格のように可愛がられているトイ・プードルですが、
もともとの先祖はハンターの狩りをアシストする優れた狩猟犬でした。
聡明で従順であったプードルは人々から大切にされ、
やがて小型化が進み、愛玩犬としての地位を確立していきます。
歴 史
「プードル」といえばフランス…と思われる方も多いと思いますが、その発祥の地ははっきりしていません。
中部ヨーロッパの各地にさまざまなタイプのプードルがいたと推測されています。その後、ドイツで水辺の狩猟犬として活躍していたタイプがフランスに渡り、現在のプードルに発展していったと考えられています。

フランスに渡った頃は、ハンターが打ち落とした鳥を水の中に入って回収する狩猟犬でした。
「プードル」という名前も、ドイツ語で「水が跳ねる」という意味の“pfudel(プッデルン)”に由来しています。

プードルといえばあの独特のカットスタイルを思い出される方も多いでしょう。
いまでこそファッションとして受け入れられているあのカットにも、実は水猟犬としての実用的な意味がちゃんとありました。
毛が水を含むと重くなって動きにくいので、心臓や関節の部分だけを水から保護するために残し、あとの部分をすべてカットしたというわけです。それがやがてファッション性をおび、フランスの貴婦人たちがこぞって飼うようになり、プードルの人気にいっきに火がつきます。→カットスタイルについての詳細はこちら

その後、プードルを小型化したミニチュア・プードルがさらに愛らしさを深め、18世紀のルイ16世の時代にはさらに小型化したトイ・プードルが登場し、貴族たちにもてはやされたプードルは、ついにフランスの国犬となりました。

  現在、この3種類のプードルは世界的に愛玩犬として高い人気がありますが、日本では圧倒的にトイ・プードルの人気が高いようです。
飼い方
 
 プードルには多少、被毛の手入れが必要になります。3日に一回ほどブラッシングしてあげ、定期的にトリミングもしたほうがよいでしょう。

体臭があまりなく、よだれをたらしたりといったこともないので、室内犬としては理想的といえます。

水泳を好む傾向がありますので、時々泳がせてあげるのもいいでしょう。

垂れ耳なので、外耳炎など耳の病気になりやすい犬種です。日頃から耳の手入れもしてあげましょう。
性 格
 
 人なつこく、誰にでも慣れる陽気な性格で、つねに周りの人々を楽しませてくれます。

また、一時はサーカスなどで芸を披露していた時代もあったプードルは、物覚えがよく、自分から進んで覚えようとする聡明な犬種です。活発で冒険心も旺盛。他の動物や子供とも仲よくやっていける、まさに犬のなかの優等生といえます。
大きさの比較
 
スタンダード・プードル: 体高38p以上
ミニチュア・プードル: 体高28〜38p
トイ・プードル: 体高28p以下
原産地 :中部ヨーロッパ 起源:16世紀頃 元来の役割:水辺の狩猟犬
気をつけたい病気:外耳炎、皮膚病、てんかん、二重睫毛
毛色・毛質:全体的に豊かな巻き毛、縮れ毛に覆われています。
 毛色は黒、白、ブラウン、アプリコット、シルバーなど。きれいな一色が理想とされています。