チワワがかかりやすい病気として「水頭症」があります。
「水頭症」とはいったいどんな病気なのでしょう?

また予防するには?
そして「水頭症」になってしまったら?

友愛動物病院院長・けいこ先生に聞きました。
チワワをこよなく愛する女の子。
病気のことがとっても気になります。
麻布獣医科大学(現麻布大学)卒業。友愛動物病院グループ院長。現在トイ・プードル2匹とスコティッシュ・ホールドとの楽しいペットライフを満喫中。
Q:
「水頭症」ってどんな病気なのですか?
A:
頭の中には脳を外からの衝撃から守っている“脳脊髄液”という液体があります。
その液体が何らかの原因で脳内に異常に貯まり、それが脳内を圧迫してさまざまな神経症状が表れてしまう病気です。
Q:
“さまざまな神経症状”とは具体的にどのような症状のことですか?
A:
脳のどの部分が圧迫されるかによって症状が違ってきますが、一例をあげると、痴呆状態になったり過食気味になったり、あるいは異常な攻撃性や脅えを見せたりといった異常行動から、歩くときにふらついたりといった運動障害などです。
Q:
どうしてチワワがかかりやすいのですか?
A:
チワワに限らず、水頭症は頭部の骨格が未熟なコに多く見られます。そのため、生まれた時から頭蓋骨の合わせ目(泉門)が空いているコが多いチワワに多発するとされていますが、泉門が空いているからといって、必ずしも水頭症になるとは簡単には言い切れません。頭を激しくぶつけるなどの事故によって起こることもあります。また、先天的に水頭症を持って生まれてくるコもいます。
Q:
水頭症にかかってしまったらどうすればよいですか?
A:
獣医師に「水頭症の可能性がある」と診断されたら、まずは大きな病院で検査することをおすすめします。すぐに命の危険性がある病気ではありませんが、重度になってくるとさまざまな症状が出てきますので、それまでに薬物療法、手術などを行う必要があります。しかし、残念ながら完治は難しいとされています。
Q:
日常的な予防対策を教えてください。
A:
頭部をぶつけたり傷つけたりしないよう、十分気をつけてあげてください。
また、ストレスのない生活を送らせてあげるよう十分にスキンシップを取り、愛情をもって可愛がってあげてください。チワワは体も小さく体力もないほうなので、日頃の健康チェック(排泄物のチェック、食欲、体温チェックなど)はマメに行うようにしましょう。